お葬式のマナーとタブー

お葬式にはいくつかのマナーがあります。まず参列するときの服装は黒一色の無地の物を選び、レースや柄物のデザインは避けます。一般的には黒の略礼服が無難な服装です。光り物の装飾品や派手な貴金属はタブーとされています。特に女性は濃い化粧やカラフルなネイルなどは失礼に当たります。アクセサリーはパールネックレスなどシンプルに控え目にすることを心掛けましょう。ただ、パールは2連の物は重なるという意味に取れ弔事では好ましくありませんので注意しましょう。お通夜など訃報を受け、取り合えず駆け付けた時は喪服でなくても大丈夫です。その時はグレーのスーツか黒に近い地味な服装であれば問題ありません。

香典は告別式に参列するのであればお通夜には用意しなくても構いません。告別式に持参すれば良いです。香典袋はご霊前、あるいはご香典と表書きし、お札は新札ではなく古札を使用します。それからお札を香典袋に入れた後の、袋の裏の上の折り返しが必ず上に来る様にして水引を止めます。これは弔事では不幸が過ぎ去ってくれるようにという意味があり、折り返しの下が上になる場合は慶事、お祝い事に使われます。気にしない人もいますが見られることもありますので、逆にならない様に気を付けましょう。そして当日、香典袋は袱紗に包み持参し、受付があれば香典袋の名前を受付係の方に向けて、一言お悔やみの言葉を添えて渡しましょう。

お葬式で弔辞を頼まれたときは使う言葉にも注意しなければなりません。それは忌み言葉や重ね言葉です。忌み言葉とは日本古来からある言霊信仰からきており、言葉そのものに霊力があるとされ、重ね重ね、返す返す、くれぐれも、さらに等、苦しむことや迷うことに繋がるため禁句とされています。弔電や弔辞を読むときは誤って使わないように気を付けておきましょう。

お葬式は故人を偲び冥福を祈る神聖な儀式です。いくら故人と親しかったといえ長話をしたり、遺族に追い打ちを掛けるような言動は慎まなくてはいけません。故人の冥福を心から祈る気持ちで参列しましょう。